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G社の1次面接

少し間が空いてしまいましたが、先日10日金曜日の午後1時から、書類選考通過したS社の1次面接に臨みました。

求人紹介してくれた転職エージェントのWさんと、30分前の午後12時半にその会社の地下鉄最寄り駅の改札前で待ち合わせし、一緒にその会社のあるビルへ向かい、エレベーターに乗り、会社のあるフロアで降りると、オシャレで小綺麗な感じのエントランスが見えました。

僕は何度も転職をしていて、この3年間でおそらく40社ほどは面接しているので、会社のエントランス周りや面接に通される部屋の雰囲気で、その会社がおおよそどのような会社か、わかるようになってきました。

エントランス周りや面接の部屋が綺麗にされている会社は、大抵は社歴が浅く、社員も若い人が多く、どちらかと言うと、「これから頑張って会社を大きくしていくぞ!」という気概を持った成長企業が多いです。

面接の前に待たされたロビーラウンジのテーブル板の部分がなんと水槽になっていて、中を熱帯魚が泳いでいました。こういうところからも、経営幹部や社員が会社を成長させようという愛着のようなものが現れるものです。

 

しばらくして、女性社員が現れ、面接の部屋に通されました。Wさんが同席してよいかどうか尋ねると、快くOKしてくれました。転職エージェントが同席できる会社はほとんどありません。今回は珍しいパターンです。よほど面接官自身に自信があり、後ろめたいことなど何もないことの現れでしょう。立派な部屋で、とても座り心地の良さそうな高価そうなソファでした。

 

程無くして、男性の面接官が現れました。僕よりも若そうな40歳前後と思われる方で、中肉中背、髪は前髪部分が薄く、物腰は丁寧だが、目の奥に鋭さを秘めているような方でした。珍しく名刺を頂き、見てみると「執行役員 店舗開発・FC開発部長」と書いてありました。最初の面接は、大抵その部署のマネージャー又は課長クラスなので、最初からこのクラスの方が来るということは、やはり転職エージェントのWさんの力のおかげなのだなあと確信しました。

 

席に座り、普通は「これまでの経歴を述べてください」「これまでの会社の退職理由を教えてください」という質問をされるのが常なのですが、面接官は簡単に会社の説明を始めました。

会社は社歴15年ほどの比較的若い外食企業で、主にM&Aによって、ブランド・業態を増やし、現在では子会社を10社抱え、ブランドは17あり、これからもM&Aによって、どんどんブランドや子会社を増やしていくそうです。今回はその中核会社であるG社の店舗管理部門の募集で、主に店舗の物件オーナー対応、賃料交渉や契約更新・設備管理などが主な業務とのことです。

 

よくよく聞いてみると、現在この業務に携わっているのは、この面接官の「執行役員 店舗開発・FC開発部長」と、部下の契約管理担当者の二人でやっているようで、かなり大変だとのことでした。

特にこの方は、このような肩書を持っているのに、現場のこのような仕事に携わっていて、早く経営中核の業務に移りたいらしく、また部下の契約管理担当者が11月末で辞めてしまうので、早急に後継者を探しているとのことでした。

更に部下の契約管理担当者は、子会社の不動産会社の宅地建物取引士も兼ねていて、この人が辞めてしまうと、「社員5人につき、1人の宅地建物取引士を設置すること」とする宅建業法に違反するため、不動産業務ができなくなってしまうという切羽詰まった状況であることがわかりました。

 

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元々外食企業の店舗管理業務は経験があり、宅地建物取引士の資格も持っている僕には打って付けではないか!と思い、僕は内心「しめしめ」とほくそ笑みました。